2010年2月1日月曜日

『被写体』

三浦友和の『被写体』を読んだ。
この本のタイトルとなった「被写体」は、もちろんあの人です。
交際宣言、引退、結婚、子供の幼稚園、小学校。常にカメラに狙われ続けた家族を守ること、マスコミの報道姿勢への憎悪、そして取材する側とされる側の駆け引きが、延々とつづられている。文章を書くことで自分の気持ちを整理しきたらしい、その20年間書き溜めたものを再編し、出版したので、その時々の彼の心理描写が微妙に変化していく動いていくさまが見えた。
また、その時代が自分とオーバーラップするところがあるので、なかなか面白かった。

今日は「完全休養日」、外は霙が降っている。明日の朝はうっすら雪景色で「凍って」いるだろう。

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