2011年6月21日火曜日

『十字軍物語2』

塩野七生の『十字軍物語2』です。
世界史の教科書ならたった1行の記述です。
第1次十字軍がイェルサレムを解放(?)奪還したした後の時代について、その時代を生きた男たちがキリスト教・イスラム教両方の視点から書かれている。
圧巻は、サラディンとバリアーノ・イベリンとの交渉。ともに時代を代表する『騎士道』を地で行く男たち。現代の両宗教の衝突とは全く異なる『男』を感じさせる。

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